礼状書き方例文・手紙書き方文例ブログ

弔事・仏事の手紙、葉書での案内状、お悔やみ状、法要のご案内などの通信文を出すときのマナーと注意点。

弔事・仏事の通信文のマナー(注意点)


【喪中、特に死後四十九日までの忌中に出す手紙】

死亡通知、会葬礼状、七七日忌(四十九日)法要の案内とお礼状、香典返しに添えるお礼状などを印刷して出す場合は、文中に「、」や「。」の句読点をいれず、また行頭をそろえる体裁にするのが、重要儀礼文書としての慣例です。

しかし、あくまで習慣であり、絶対という訳ではありません。



では、なぜ会葬礼状に句読点を用いないのか?

概ね以下の3つの説があります。


.もともと書状は毛筆で書かれていました。毛筆の書状には元来「、」や「。」を用いていませんでした。
だから会葬礼状にも「、」「。」は用いないのが正式、という説。


.葬儀や法事が滞りなく流れますようにという意味や、つつがなく終わりましたという意味をこめて、文章が途切れるような「、」「。」は用いなかった。
冠婚葬祭に関する案内状や挨拶状全般 も、式や行事が滞りなく流れるように、「、」「。」は用いません、という説。


.「、」や「。」は読む人が読みやすいようにつけられたものであり、読み手の補助をするものと考えられます。
あらかじめ句読点をつけた書状を送るのは、読む力を充分にそなえた相手に対して失礼であるという、読み手に対する敬意から句読点はつけない、という説。



以上のように昔からの慣例ではありますが、句読点を付けたり、行頭を揃えない体裁であっても間違いという訳ではありません。



● 死亡通知と会葬礼状では、「拝啓」などの頭語、「敬具」などの結語を入れず、時候の挨拶や相手の安否を問う前文の挨拶も省いて、主文から書き出します。


● 死去後四十九日までの忌中に出す書状では「喜ぶ」ということばは使わないのがマナーです。
例えば、前文での「○○のこととお喜び申し上げます」は、「○○のことと拝察申し上げます」などに言い替えましょう。




【お悔やみ状・忌慰状を出す時のマナー(注意点)】

● お悔やみ状(忌慰状)は、やむを得ない事情で通夜・葬儀に出席できない場合に遺族に対して出すべきものです。

● お悔やみ状は、原則として前文の挨拶を省き、「ご尊父様急逝の報に接し…」というような要領で、主文から書き始めます。

● 遺族を慰めるつもりでも「これも天寿かと存じます」など、本来遺族側が用いることばをお悔やみ状に書かないように注意します。

● 「返す返すも」・「重ね重ね」・「たびたび」・「再三・再四」・「相次いで」など、繰り返すことばは、不吉な意味を連想させる弔事の「忌み言葉(いみことば)」とされていますから、使用しないのがマナーです。
死や不幸がくり返されることのないように、縁起を重んじるということです。






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お礼状や案内状、挨拶状や通知などの手紙・葉書を送る際には、一般的に「時候の挨拶用語」が用いられます。この時候の挨拶について知っておきたい事、注意点を紹介しています。


≪手紙・葉書での時候の挨拶用語の使い方に対する注意点≫

【新暦と旧暦の時差の違和感を考慮する】
漢語調の時候の挨拶は、“旧暦”によるものです。
なので、新暦による各月の季節感とは約“1ヶ月のズレ”があります。
例えば、「盛夏の候」は7月、「残暑の候」は8月の用語とされていますが、現実には7〜8月が盛夏で、9月は残暑が厳しいころです。
そうしたズレを無視して、安易に慣用句を用いると、相手は違和感を覚えますから、その時の季節感に合った用語を選ぶようにしましょう。

【出す相手の居住地の季節感を考慮する】
地域によっては相手に無神経な印象を与える挨拶もあります。
例えば、梅雨の時期に常識的な挨拶「梅雨の候」を用いたとします。しかし、本州が梅雨の真っ盛りでも北海道には梅雨はありませんし、沖縄ではすでに梅雨が明けている場合があります。
同じように「桜花爛漫のみぎり」は4月の用語ですが、東北地方では5月のゴールデンウィークのころが桜の開花期です。
このような理由から、相手が住んでいる地方の季節感、地域や地形を考慮して時候の挨拶を述べることが必要です。




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公的な手紙(ハガキ)や改まった手紙(葉書)などには、前文の冒頭に「拝啓謹啓」などの頭語を入れます。

また、文末の末尾には「敬具敬白」などの結語を入れます。

頭語か結語の片方だけを書くのは、基本的にマナー違反になります。

ただし、以下のような手紙、葉書には、頭語と結語は入れず、時候の挨拶も記しません。
・死亡通知、お悔やみ状、喪中欠礼の挨拶
・年賀状、暑中見舞い、寒中見舞い
・詫び状、催促状、抗議文


『頭語と結語は一対のもの』(セット)として、必ず“対応させて”使います。

改まった手紙
謹啓・恭敬・粛啓・謹呈 ⇒ 謹言・敬白・敬具

<謹啓・恭敬・粛啓・謹呈の意味>
「謹んで申し上げます」「謹んで差し上げます」
<謹言・敬白・敬具の意味>
「敬って(うやまって)申し上げました」

通常の手紙
拝啓・拝呈・啓上 ⇒ 敬具・拝具

<拝啓・拝呈・啓上の意味>
「一礼をして申し上げます」
「一筆申し上げます」

緊急の手紙
急啓・急呈・急迫 ⇒ 早々・不一・不尽

<急啓・急呈・急迫の意味>
「とり急ぎ申し上げます」

返信の手紙
拝復・復啓・謹復 ⇒ 敬具・拝具

<拝復・復啓・謹復の意味>
「お手紙ありがとうございました」
「お手紙拝読いたしました」

再伸の手紙
再啓・再呈・追啓 ⇒ 敬具・再拝

<再啓・再呈・追啓の意味>
「重ねて申し上げます」
「重ねて一筆申し上げます」

前文省略
前略・冠省・略啓 ⇒ 早々・不一・不尽

<前略・冠省・略啓の意味>
「前文失礼いたします」
「前文省略させていただきます」
「前文お許しください」

女性専用の結語
原則として
謹んで申し上げます・前文失礼いたします ⇒ かしこ

<かしこの意味>
「うやうやしくかしこまる」

 かしこの場合、頭語も前文も入れない場合でも、使う事ができます。



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個人同士での手紙の構成は、最初に「宛名」を書き、それ以外は通常の縦書きの手紙の場合と同じです。

「主文」で書きもらしたり、文脈にそぐわない事項がある場合は、「追伸」として末尾に書き添えるのが一般的。
追伸は、補助的なメモとします。

(公的な手紙など、格調を重んじる手紙には追伸を書かない)

追伸は本文より2〜3文字下げて、やや小さめの字で書くようにします。

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公的手紙の書き方(書式)

ビジネス用などの公的な手紙は、「前文」、「主文」、「末文」、「後付」の4つのパートで構成します。
これに、必要に応じて「別記」や「副文」を付けます。

≪前文≫
手紙の最初の挨拶の部分。
公的な手紙では、最初に「拝啓」などの頭語を記します。
拝啓の意味 = 「一礼をして申し上げます」などの挨拶に相当。

気候と健康、お礼の言葉のすべてを前文に書く必要はなく、その時々に応じて省略してもかまいません。

≪主文≫
主文はまず、「さて」という接続詞を用います。
主文の中で話を転換するするときには、「つきましては」という接続語を使います。

「さて」と「つきましては」という2つの接続語を活用すると、主文を要領よく簡潔にまとめる事ができます。

≪末文≫
手紙の結びの挨拶をする部分。
相手の健康や繁栄、活躍などを祈る言葉を述べます。
最後は「敬具」などの結語で締めくくります。
敬具の意味 = 「失礼します」などの挨拶に相当。

頭語と結語は一対になるものを用いるようにします。

≪後付≫
発信日と差出人名、宛名を記す部分。
「いつ、だれから、だれへ」を示す部分。

以前は、宛名に「机下、侍史、御許に」等の“脇付”を書き添える習慣がありましたが、今ではほとんど目にしなくなりました。
脇付 = 相手に敬意を表す語。

必要に応じて、後付の次に“別記”や“副文”を入れる事があります。
私信では“追伸”として書き添える事もあります。



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手紙書き方定型例文では、内容を差し替えるだけで使えます。
以下、手紙の定型例文、書き方です。

≪手紙定型例文・文例

(前文)
拝啓 陽春の候、皆々様にはますますご清栄の御事とお喜び申し上げます。
 小生の方もいたって壮健、無事消光いたしておりますので、他事ながらご放心ください。
……………………………………
(本文)
 さて、ご令息太郎君もいよいよ四月から学校ですね。ついこの間お誕生だと思っておりましたのに、お二人のお喜びのご様子が目に浮かぶようです。ほんとうにおめでとうございます。
 太郎君は、スポーツ少年団の野球部門で体を鍛えておられるとか、文字どおり文武両道の新一年生の誕生というわけですね。これからこそが、ほんとうのお楽しみということでしょう。
 何かお祝いの品をといろいろ考えてみましたが、何もかもお揃いのお宅様のことと存じますので、まことに僅少で恐縮なのですが、を同封させていただきました。これならお役に立てて頂けるものと存じます。
……………………………………
(末文)
 末筆ながら奥様にもよろしく、まずは取り急ぎお祝いまで。
            敬具
……………………………………
(後付)
  三月二十日
      松田治虫
山田次郎様
……………………………………
(副文)
 二伸 さっそうとランドセルを肩にした太郎君の
 お姿を拝見に、近々、お邪魔させていただきます。

・・・・・・・・・・・・・・

<前文>
期首、時候のあいさつ、安否のあいさつ。

・期首
「拝啓」、「前略」、「拝復」(返信)など。

・時候の挨拶
「時下」、「陽春の候」など。

・安否の挨拶
先方⇒皆々様には、ご尊家ご一同様には、
自分⇒小生のほうも、私どもでも、

これに、無沙汰のお詫び、感謝の言葉などを加える事もある。

<本文>
手紙の内容。

・起こしことば
「さて」、「ついては」等の言葉ではじめる。

<文末>
結びのあいさつと結語で構成。

・結びの挨拶
「取り急ぎお祝いまで」など、手紙の内容によって使い分ける。

場合によっては、「ご自愛尊専一に」など、先方の健康を祈る言葉もくわえる。

・結語
「敬具」、「かしこ」など、期首と対応したものを使う。

<後付>
日付、署名、先方の宛名、敬称、脇付で構成。

・日付
行頭より二字分下げた位置。
年号を入れるときは、行頭に揃える。

・署名
姓名を正しく書く。
本文よりやや大きめに。

・宛名
署名よりやや大きめに、正確に書く。

・敬称
「様」が最も一般的。

・脇付
「机下」、「侍史」など。

<副文>
「追伸」、「二伸」などと書き、小さめな文字とする。




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何でもかんでも礼状を送れば良い訳ではありませんよね。

あたり前のことですが、念のため以下の場合があてはまります。

お見舞い返し
香典返し
お詫び


お礼状を送るのにふさわしくない場合について

・香典返し
香典返しにお礼状は不要です。
二度とあってはならぬことに礼状を出すのは失礼という考えから、受け取る側では礼状は出しません。

・お詫び お見舞い返し
相手との関係によっては、届いたことを電話やハガキで伝えましょう。




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前略の意味(手紙 礼状 書き方)

前略」の本当の意味とは?

手紙の前文では本来、「拝啓」などの“頭語”を用います。
その後に“時候の挨拶”を書きます。
四季の豊かな日本ならではの書式習慣なんですね。

よく、手紙の書き出し文で「前略」という言葉が使われます。
ショーケンの“前略、おふくろ様”なんていうのもありましたね。

ところで、「前略」の本当の意味とは何でしょうか?
読んで字の如く「前略」とは「前文を略す」という意味。
ですから時候の挨拶を書いたときは、頭語を「前略」とはせず、「拝啓」などを用います。

気の利いた時候の挨拶を手紙の前文に入れ込んで、日本ならではの季語などを用いたスマートな手紙を書いてみましょう。




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手紙礼状を書く時には、年齢を示す“熟語”を用いる場合もあるでしょう。

以下を参考にしてみて下さい。


年齢を示す熟語

志学(しがく)⇒十五歳

弱冠(じゃっかん)⇒二十歳

而立(じりつ)⇒三十歳

不惑(ふわく)⇒四十歳

知命(ちめい)⇒五十歳

耳順(じじゅん)⇒六十歳

還暦(かんれき)⇒六十歳

古希(こき)⇒七十歳

喜寿(きじゅ)⇒七十七歳

傘寿(さんじゅ)⇒八十歳

米寿(べいじゅ)⇒八十八歳

鳩寿(きゅうじゅ)⇒九十歳

白寿(はくじゅ)⇒九十九歳


ここでは上記の熟語を詳しく説明していませんが、Yahoo!辞書などで検索してみて下さい。

論語から出来た熟語など、“なるほど!”という意味があり、たいへん面白いですよ!



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お礼状マナーは、すぐに出す事です。

相手の立場としては、お祝いを贈ったのに、何の返事も連絡もなければ、やはり、「届かなかったのかな?」とか、「何かあったのかな?」と心配になる場合もあるのです。

お礼状は、お祝いを頂いてから期間をあけずに出したほうが良いでしょう。
忘れた頃に礼状が届いても、「今頃になって・・・」などと思われてしまいます。
なので、礼状のマナーは“出来るだけ早く送る”ことです。

お祝いを贈った側も、礼状を送れ!と強制している訳ではありません。

“確かにお祝いの贈り物が届きました”という確認の意味を含めて礼状を使ったお返事が望ましいと言う事なんですね。

礼状は、期間をあけずに即日書いて投函することです。




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礼状とは相手から何かしらの贈り物を頂いたり、助けていただいたり、手伝っていただいたりした時などの、それに対する感謝の気持ちを手紙や葉書に込めて書き、相手に送る事をいいます。

お礼状は、私達が幸せに生活していく上で、忘れてはならない大切なマナーのひとつでもあります。

礼状の書き方を覚える事は、ありがとうという感謝の気持ちの大切さに繋がります。
礼状の書き方を考える時に大切な事は、相手に対しての自分の感謝の気持ちや、ありがとうの気持ちを素直に、かつ、簡潔に書く事が礼状においては必要なんですね。

簡単に言えば、礼状とは、それだけで完成なのです。

礼状を受け取る立場になり、相手からどのような礼状の書き方をされたら嬉しいと感じる事が出来るか?
礼状の書き方ひとつで、相手に与える印象も違ってきます。

あなたの気持ちが伝わる「礼状の書き方」を考えましょう。